廃墟探検/風景/B級観光の記録写真集

2007年04月

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2007年04月 アーカイブ

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  • 2004年3月の手記より。

瀬戸内に浮かぶ周囲4kmほどの知る人ぞ知る小さな島、通称「毒ガス島」。正式には「大久野島」という。戦時中は島全体が毒瓦斯工場(東京第二陸軍造兵病廠忠海製造所)として稼動していた。この工場では各種毒ガスや風船爆弾などが製造されたが、イリペットの生産に最も重点をおかれたという。現在も貯蔵庫や砲台の跡などが当時の面影を残している。ちなみに、毒ガス島の歴史などに関する詳細については、毒ガス島歴史研究所のホームページをご覧になると良いだろう。

この島には何故か野生の兎が繁殖していたりもする。不思議な島である。小学校で飼われていたものとする説と毒ガスの実験動物とする説とがあり、どちらかは不明である。ともかく、やたらに可愛いので、兎と戯れてばかりいると日帰りで島全体をまわれなくなる。本当を言うと島には「休暇村」があるので泊まってのんびり散策したいものである。

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何故毒ガス島なのか?何故行こうと思ったのか、未だに以って動機は不明である。基本的に僕は探検が好きなのである。敢えて言うならば「そこに毒ガス島があるから」。前日の夜、妙にドキドキしている自分が居た。毒ガス・・・何だかデンジャラスな響きではないか。

明日死ぬかもな・・・

そんな風に紫煙を燻らせながらとりとめもない思索に耽っていた。

とりあえず「遺書」を書いておこう。

「父上様、母上様、三日とろろ美味しゅうございました。干し柿、モチもおいしゅうございました。(以下略)」

身辺整理もしておこう・・・ 部屋を掃除して、書籍の類も整理して・・・

今回はB級観光好きのMAMAKO女史と「毒ガスツアー」に行くことになった。 11時、三原で待ち合わせして、三原港へ。切符を購入し、しばらくすると高速艇が来た。約40分の後、大久野島に降り立ったのは二人だけだった。

周囲4kmの小島なのでサクッと周れると思っていたのであるが、思わぬ障害があった。

兎である。

やたらに可愛いし、一日戯れていても多分飽きないであろう。なつくわけでも無く、拒否するわけでもなく、彼等は僕等に微妙な距離をとる。近づいては離れ、近づいては離れ、の繰り返しである。まるで麻薬のような「兎のわざ」に酔いしれる僕等がいた。

この島では兎が野生化している為、何処に行っても兎に出会う。驚いたことに、僕らがゼイゼイ言いながら登りつめた展望台の所にもちゃんと生息していた。まさに「野うさぎ」である。そんな「兎のわざ」に翻弄されつつも、ツアーは続く。

砲台跡を順に周り、長浦貯蔵庫跡へ。異常なまでの存在感に畏怖を感じるほどである。

デカイ・・・

結局、今回のメインにすべきだった発電所跡は周辺の道路工事の最中だった為、ガードマンのおじさんの目が光っていて調査は不可能だった。

また来たいなと思った。大久野島って・・・いい島だなあ・・・。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡二階

二階へ上がる階段。錆付いているが頑丈に作ってあるので登れる。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡二階

二階部分。一部屋になっていて間仕切りは無い。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡二階

二階階段上より下を望む。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡ライト

壊れたライト。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡ウィンチ

ウィンチ。もう意味の無い代物となっていたが何とも風情がある。
この時丁度二回目の訪問であるが、前回は工事していた為、発電所へ入ることが出来なかったがようやく。 発電所は壁が無いのでとても広く美しい廃墟だ。

  • 2005年6月 撮影
広島県廃墟大久野島(毒ガス島)北部砲台跡広場

北部砲台跡広場。何だか気持ちの良い場所。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡

発電所跡。ここは発電所敷地内の小さな建物。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡一階

発電所概観。蔦が生い茂る。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡一階

一階小部屋。落書きがやたらに多い。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡一階

基礎が打ってある。何か機械が据えられていたのだろう。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所跡一階内部全景

内部全景。一部を除いて天井まで大きく吹き抜けているのでともかくだだっ広い。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)中部砲台跡

建物は総煉瓦造りで、何ともいえないノスタルジックな雰囲気だ。

広島県廃墟大久野島(長浦毒ガス貯蔵庫)

長浦毒ガス貯蔵庫。まだ残留している可能性もあるようだ。

広島県廃墟大久野島(長浦毒ガス貯蔵庫)

大きな焜炉のようなものが並んでいた。この上に毒ガスの入った容器を置いておいたのだろうか。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)野兎

海辺。野兎は色が決まっていない。アルビノのような白っぽいやつも居る。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)発電所概観

発電所概観。そこそこ大きな建物である。

前で工事をしていた為発電所に入るのは諦めることに。

  • 2004年3月 撮影

広島県竹原市の大久野島。所謂、毒瓦斯島である。
戦時中、毒瓦斯を製造していた恐るべき島。
現在は観光地として休暇村など整備されているが、今もその名残は島の随所に見受けられる。
戦争の遺跡。毒瓦斯貯蔵庫に供えられた折鶴がその悲しい歴史を物語っていた。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)研究所跡

研究所跡。現在は工事事務所か何かに転用されているようだ。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)研究所跡

研究所内部天窓。光のグラデーションが美しい。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)野兎

大久野島には野生の兎が繁殖している。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)中部砲台跡

中部砲台跡。

広島県廃墟大久野島(毒ガス島)中部砲台跡
広島県廃墟大久野島(毒ガス島)中部砲台跡

大久野島には戦跡が多く残っているがここは最も大きな砲台跡である。

岡山県廃墟犬島 火力発電所
岡山県廃墟犬島 火力発電所二階部分

二階部分。既にステージのようになっていた。

岡山県廃墟犬島 火力発電所アーチ窓

アーチ状の小窓が何だか良い。

岡山県廃墟犬島 逓信局

郵便局、当時で言う逓信局の廃墟。

岡山県廃墟犬島 逓信局天秤

天秤。これで重さを量ったのだろう。

精錬所付近は進研ゼミで有名なベネッセが買収したようだ。何かアートワーク計画とかを進める予定らしいが止めて欲しいものだ。
時代の忘れ形見であり、もう少しそっとしておいて欲しい。
訳のわからない楽屋落ちのアートはとても詰らないもののように思うのは自分だけか。

岡山県廃墟犬島精錬所火力発電所

精錬所へ電気を供給していた火力発電所。

岡山県廃墟犬島精錬所火力発電所地下

地下部分。落ちたら多分出るのが大変っぽい。

岡山県廃墟犬島 火力発電所煉瓦

煉瓦が素敵な発電所。

岡山県廃墟犬島 火力発電所煙突

発電所にも当然煙突。

岡山県廃墟犬島 火力発電所裏側

裏側は比較的綺麗なまま残っていた。